言事堂の日記帖(2023.4-)

2026-08-13 15:47:00

2026.8.13(木)-8.17(月)

8.13(木)

仕事前に労働基準監督所へ雇用保険関連の手続きへ。いま従業員がいないけれども雇い入れが数年以内にあるかもしれず、いちおうの更新作業。還付金は届けを抹消時に帰ってくるらしい。火水は撮影で外に出ていたので仕事が山積み、目の前の仕事をとにかくこなす。片手におにぎりを食べながら昼食時間も2分だけ|きむらゆきちゃんと文ちゃんたちがご来店。きむらさんのオラクルカードと2.5次元しおりを追加納品してもらいました|「いま生きているという冒険」「地上に星座をつくる」などなど石川直樹さんの新刊書が入荷しました。石川さんは絵本も作っていて、そちらも届いています。先週、沖縄から阪田清子さんもお店に来てくれていて、新作の作品集を納品してもらっています。豪華な特装版!SNSで紹介できればと思います。石川直樹写真WS、ひとりキャンセルが出て、あとのこり5名様募集中です。とうとう来週末の開催です。新聞社に来月の写真展の取材依頼、記者のSさんはお盆の休日だったのに対応してくださる。すみません…

 

8.14(金)

開店前に茅野市美術館へWSのチラシを届けに。みちのちののポスターの在庫がまだあるというので、旧御射山の雪景色のものを選んで購入(諏訪湖もほしいな…)、店に戻りながら銀行のATMによると開店が5分ほど遅れてしまった。すでにお客様がドアの前で待っていたので慌ててオープン。Hさんが久しぶりに来店、毎年鷺草の時期に鉢植えを持って来てくださる。遅咲きのものを一株いただく。遠野に行って来た話をすると、柳田國男の遠野物語の草稿原稿を持っていた人はイケガミさんという長野の人だよと教えていただく。なんと!そのイケガミさんのことを調べてみると遠野文化研究センターのサイトに行き着く。たしかに、池上隆祐さんは毛筆の草稿をお持ちであったようだ。学生時代は柳田國男に師事とあるので遠くはない人のようだ。面白い。Hさんから和合の念仏踊りや新野の盆踊りを教えていただく。前に千曲さんが見せてくださった写真集のお祭りのことだった気がする|言水さんに本の注文、さとう陽子さんの短詩集がもうすぐ届きます。石川直樹さんのハンカチはのこり1枚となりました。

 

8.15(土)

終戦記念日であり諏訪湖花火大会の日。浴衣を着て出勤。高校生の時に逢坂みえこさんの「永遠の野原」という漫画を読んで、主人公の姉がいつも着物を着て生活をしていてずっとそれに憧れていたもので、着物で店頭に立つのが夢だった。ひとつ願い事が叶った。帯を締めると背筋が伸びて気持ちいい。月末までにあと2回は着てみたい|Sさんから梨をいただく。おおきな幸水!冷やしてあしたの朝に食べよう|50万人もの人が集まっているのでネットがパンクしたようで午後14時くらいからクレジットカードの端末が動かなくなった。ネットも動かないので「日本の古本屋」のサイトも見ることができないしメールも送れない。こまったこまった。仕方がないので値札を作ったり本の掃除ばかりした|夜は花火を見ながらお店の前でごはんを作り、遅い時間まで外飲み。なおちゃんと粟野さんと3人であれこれ喋りながらなかなか楽しかったです。冬は絶対出来ない夏の楽しみ。お店の前の夕涼み、とてもいい。

 

8.16(日)

開店前に片付けをして、昨日出来なかったレジ締め。本を探して右往左往、老眼が進んで本棚の字が読みにくくてつらい。査定を1件、差し込み用にとチラシを準備して購入してくださった本に挟む|今日もお客様が多かった。どうして諏訪に?という質問も多く出た。時間を巻き戻して話をする。諏訪清陵高校出身の方がお盆休みで帰省中のところ立ち寄ってくださる。古本屋ができてとても感動してくれていた。お盆営業最終日、今年は来客数も多くて売り上げも良かった。文庫本の棚がスカスカになったので嬉しかった。明日からまたたくさん補充してみなさまのご来店をおまちしています|夜はナリトヒトのおためし宿泊をしに出かけた。三線を持ち込んで、音漏れがどうだろうと林さんと畠田さんにも聴いてもらった。ちょうど東野家も晩ごはんを食べに来ていたので一緒にキャリーヌでガレットを食べた。私はお盆営業がんばったのでデザートクレープを。今日は特別だからいいのだ。温泉に行ってからまたナリトヒトに戻ってきたらにゃおちゃんとまみさんたかしさんがいたので一緒に黒ひげ危機一髪で遊んだ。深夜の大人の遊び。夜中までプロジェクターで投影して「怪獣総進撃」を観てから就寝。

 

8.17(月)

ぐっすり眠って起きてからアンバードで朝食。エドワード・ゴーリーの絵本を読む。舞台を切り取っているかのよう、悲劇であってとても演劇的。最近のことをのぶおさんに報告しつつカフェオレとパンをたいらげた。ひろこちゃんとも会えてうれしかった。荷物を置きに一度自宅に戻り、代引き郵便を出すために郵便局へ。急いで戻り開店準備。今日はスピードを緩めてゆっくり営業にする。30冊ほどグラシン紙をかける。常連のKさんが相馬黒光の自伝と愛蔵との共著の随筆を持ってきてくださる。ちゃんと読まなくていいのでパラパラ見てみたら?といって貸してくださる。

 

2026-08-06 11:21:00

2026.8.6(木)-8.10(月)

8.6(木)

朝一でイベントから持ち帰った本の片付け、持ち込みの買取1件を正午までに。問い合わせ4件と慌ただしい午前中|持ち込み買取(預かり)1件、引き取って欲しいという本の持ち込み8箱、店先がどんどん本で埋まっていく…、早く仕分けをしなくては|在庫が1冊になったので発注をかけたら品切れとのこと。増刷したいけれども紙代もインク代もものすごくかかるので増刷するか迷っている、との返事。別の出版社にも発注をかけたら、もう倉庫にも事務所にも在庫なし、いろんなものの高騰化で増刷は諦めました、との返事。戦争の影響か、戦争は文化を奪っていく。

 

8.7(金)

開店前にゲンケイの林さん畠田さんと打ち合わせ。ナリトヒトが9月にオープンなのでポータリーがまた賑やかになりそう。開店してすぐに均一本と新刊書と古書、満遍なく購入してくださるお客様が。石川直樹展を紹介する|持ち込み査定1件。今日は夜からMPPMのライブなので片付けを念頭にして品出し。15時くらいから動き出すか|常連Tさんに東北旅行の報告。遠野で品種改良され大陸に渡った軍馬の話をする。遠野で展望台から市を一望できる場所に出かけたら、山頂で放牧地を見かけた。軍馬を育てていた名残だろうか。農耕馬も含め、遠野から馬が消えたのは40年代ごろ。おしらさまも馬、馬と遠野の話はもう少し追ってみたい。話に出てきた映画「森に聴く」、塩尻の東座で11月に上映があるとのこと、やった!| 9月の写真展とイベントのチラシ校正、中野霞さんの短歌イベント「すわたんかたろう」が9/12に決定しました。こちらも楽しみです|ちょうどアンナさんが来たのでケルマデックさんのタロットと本を注文。きむらゆきさんのオラクルカードとしおりも注文。

 

8.8(土)

昨晩はMPPMのライブでした。朝は片付けから始まって、新刊書の品出し、入荷本(古書)の撮影など。大型本に続けて注文がありありがたい!石川直樹さんの写真集も入荷しました|過去最大量の在庫を抱えているはず、値付けの終わっていない箱を数えるのも怖い。とにかく値付けを進めるしかない|ゲリラ豪雨で夕方は雨音がすごかった。珍しく発送の本がなかったので濡れずにすんでよかったのかもしれない|あんなさんがさっそくケルマデックさんの本とタロットカードを納品しに来てくれた|コジコジの本を並べた途端に2冊ともすぐに売れた。ちいさなトガリネズミの本は友人の出産祝いに。夜、ちいさな赤ちゃんに会いに行く。ピザ屋で順番を待ちながらスマホのライトで坂口安吾の「肝臓先生」を読む。

 

8.9(日)

来週は撮影手伝いの日々、今日からオリヴィエさんとななこさんが諏訪入り、うちで泊まることになったので朝から家を大掃除。夢中になっていたので少しお店を遅刻してしまった。台風からこぼれた雨風が長野まで響いてくるのが心配。今日は値付けが随分と進んで棚出しが出来た。文庫本も新書もたくさん入荷しています。いつでも新しい(古書なのに)本を見ることが出来るように棚も工夫して作っていますので、ぜひ店頭にて眺めていただければ。

 

8.10(月)

沖縄からのお土産の珈琲豆で朝珈琲を入れた。ブルーベリーの香りが濃い、とてもおいしくて目覚めがよい。開店前に撮影隊といっしょに片倉館をロケハン。開店前の男湯に初めて入る。女湯よりすこし小さいけど光が明るい。外の庭も初めて歩いてみた|10時開店と同時にお客様が。戦場に渡った諏訪の軍馬について調べているとのこと。諏訪市史や長野県史には触れているところがあるかもしれないが、単著としては出てはいないのでは?全国でまとめたものはあるかもしれないけれども私はまったくわからなかった。ジロー・ヤマオカの『リトルボーイ』を思い出し心にくるものがあった|先月末から日本の古本屋にクレジットカード決済で注文してくださるお客様から決済がなく、メールの返信もなくキャンセルになるということが続いていて、これはどうしたものかと頭をひねってみたものの、よい策も見つからず、ひとまず発注もらって在庫確認できた時点でメールとSMSも一緒に送るということにした。以前は自宅電話のかたにも電話をしたりしていたけれどもそれももう時間が追いつかないので、あきらめることにした。メールを見ることができないお客様が注文がそもそもできませんと商品ページにも書いたけれども、意外にそういった情報は読まれていなかったりする。

2026-07-31 12:23:00

2026.7.30(木)-8.3(月)

7.31(金)

石川直樹写真WSのチラシが昨日夕方に届いたので朝一で茅野市美術館へお届けに。前田さん中田さんとも会えたのでご挨拶、明日から展覧会なので緊張感が伝わってくいる。石川さんの写真展は明日8/1からです。1ヶ月間の開催なので、みなさんぜひ茅野まで遊びにいらしてください。ついでに言事堂に立ち寄っていただけると嬉しいです|なんだかとても忙しい、公費の書類の作り直しと改めての発行、こういった作業が意外に時間を使うので難儀する。早く値付け作業がしたい。今日は末日なのでいろいろの支払いを15時までに終わらせなければいけないので必死。無事に今月の様々な支払いもすませてほっと一安心。

 

8.1(土)

今日から8月、夏本番。カゴアミドリの伊藤さんご夫妻が沖縄関係の本の受け取りに来てくださるので急いで準備。カゴアミドリさんで沖縄のかご展が6日から始まります。会場にて沖縄の工芸を中心とした書籍の販売を行います。ぜひかごと一緒に楽しんでもらえたらと思います|通販の準備をして本の整理、チラシの準備をしたり事務作業あれこれ、あっという間に夕方。恐ろしい|Kさんが吉野せいの本を貸してくださった。10年くらい前に梯久美子さんが書いた新聞の記事も挟んであったので今晩読んでみることに。吉野せいと『アルプ』のつながりは知ってはいたけれども、串田孫一さんの序文を読むと詳しく書かれているかもしれない。読むのが楽しみ|インタープリターの川村さん(やまねこさん)が自著「インタープリターがゆく」の1と2を納品に来てくださる。最近周りにインタープリターになったという人が2人いて、とても身近に感じられている言葉だった。山や森のプロフェッショナルに案内してもらうのも、いつもひとりで黙々と登る山と違った楽しみ方が出来そう|今日もあまり値付けができなかった。昨日なんて1冊…。頑張ろう。

 

8.2(日)

忙しなく朝からあれこれ作業。午前中に来ていたお客様が、これから石川直樹さんの展示を観に茅野に行くとのことでいろんな話をしていたら、なんと、沖縄時代の言事堂から通販で本を買ってくださったことがあるという方だった。しかも勇崎哲史さんの。感動して込み上げてくるものがあった。

 

8.3(月)

今日は早朝から仕事。写真WSはあと4名、ハンカチの通販の問い合わせも数件、転売は禁止にしたいので最初にやんわり断りを入れておく。来週の写真撮影のコーディネートでばたばた。新刊書の発注、査定1件、なんとか20冊値付けした。今の仕事、子育てをしていても、介護をしていても出来ない仕事だ。健康でいてくれている両親にも感謝。明日は伊那で出店です。仕立て屋のサーカス、はじめて観るのでいまからとても楽しみ。火水は定休日です。また木曜日に。

2026-07-24 20:17:00

2026.7.23(木)-7.27(月)

7.24(金)

夏季休暇から戻り、昨日から通常営業に戻っています。ありがたいことに休み中も通販の注文があり、昨日と今日は発送作業に追われててんてこ舞いでした|店頭買取2件、クーラーもさほど効かずサーキュレーターを2台に増やしました。東北では毎日曇り空で暑い想いをすることなく過ごしていたので、諏訪に戻ってきてこんなに世の中は暑かったのか・・・と驚いたのでした。、(しかし朝はさすが、涼しくて過ごしやすい)|石川直樹写真ワークショップ、9名様の申し込みがありました。あと半数、ご予約お待ちしております。

 

7.27(月)

昨晩は書架かむかふで開催の「よむ時間」に参加、いつもは仕事時間なので参加することが叶わず、念願の参加でした。宮澤賢治をテーマにみなさんそれぞれの宮澤賢治への想いを本と共にお話されていて心に深く降りてくるものがありました。たまたま最近宮澤賢治全集(筑摩書房)が入荷したので、「春と修羅」の草稿や改訂されたものなど読み比べたりしました。しばらく岩手のことで頭がいっぱいになりそうです|朝一で買取、江戸川乱歩全集と「エスコフィエフ フランス料理」が入荷。エスコフィエフはフランスの伝説の料理人だそうです|石川直樹写真WSの事務仕事をしたり通販の梱包をしたり相変わらずの忙しさです。忙しいですが9月の写真展の準備も始まっています。10月のイベントもそろそろ日程を決めなくては。ずっとあれこれ忙しいですね

2026-07-02 11:12:00

2026.7.9(木)-7.13(月)

7.9(木)
朝早くにスマホが鳴る。出ると買取依頼の電話。なぜ私の個人のスマホに?どうやらHさんが間違えて私の番号を伝えてしまったよう。お店用のスマホは基本的には営業時間内にしか出ない。午前中は忙しく午後から公民館の講座の講師として出かけるので無理だと伝えてもそこをどうにか…とのこと。まいってしまった。パニックの中、どうにか断ることができて午後から長地公民館へ、1時間半喋りっぱなしでお話をしてきました。昭和東南海地震を古書の資料からみなさんに防災を呼びかけるという内容だったのですが、古本屋と古書の話もたくさん出来ました。結局、このめいっぱい話をしていたことが気晴らしになりました。2年前のトラウマで、高圧的な(ずっと喋り通しなど)年上の男性がとても苦手です。接客がつらい…。ぐーぐーがお店番をしてくれて、今日も本が売れました。うれしい。明日は関根愛さんをナビゲーターにおむかえして日本国憲法を読む会です。

 

7.10(金)

イベント用にと昨晩購入したスツールの部品がなく、販売店に電話して交換してもらえることに。店舗の人たちは悪くない、悪いのは検品の部門の人たちだ。ちゃんと仕事してくれよと思う反面、私も注文品の管理出来てないんだよな…とうちあたいする。今日も1件、在庫を探せずどうしたらいいんだろうと路頭に迷う。15000冊の本の管理はそうはうまくいかない。旅行から帰ったら倉庫の配置を見直そうと思う。見つからなかった本が出てきますように。毎田周一全集全13巻が通販で売れて手を上げて喜ぶ。嬉しすぎる、昨日の疲れが吹き飛びました。単純です。

 

7.11(土)

2日連続でイベント(講座)だったので頭も身体も使ってぐったり。温泉に行けなかったので足がだるい。朝は平湯の大掃除の日。自宅のモップや雑巾を持っていけば良かったと後悔。冬は忘れずに|昨日の夜、日本国憲法を読んでみる会を開催しました。関根愛さんのナビゲートのもと、あまり内容をよくわかっていなかったけど改悪されると言われている憲法の自民党改正草案と現憲法を読み比べてみようという会。あまりの改悪案ぶりに会場一同凍りつく。頭では知っていても、こうやって読み上げたり、細かく読み砕いていくとなんということが繰り広げられているのかを目の当たりにすることとなった。全国民の幸福を、この草案で願い確約しているとは思えない。あきらかに戦争へと舵を切り始めるための憲法案になっている。なんとおそろしいことなんだろう。絶対反対です。差別も反対!全国民が、一度この草案と日本国憲法を読み比べてみることを強く強くおすすめいたします。そして関根さんとの語りの場を通して改めて気付かされたということは、怒りの中、怒りのままで発信をしても何も伝わらないということ。伝える、ためにはニュートラルな語り口で、誰にでもわかりやすい言葉にして話をしていくということ。SNS上の言葉は信用するべきものを選択すること。そういったことを改めて。いつも怒りくるっている自分を嗜めるためにも、穏やかでいることは大切です|開店前に国際郵便を出しに郵便局の窓口へ。対応が早くて助かりました|持ち込み査定1件、ストックの査定も1件終わらせる。そのほか持ち込み1件|また通販で送料を計上せずにお客様にメールをお送りしてしまっていた。悲しい。本当に気をつけたい。忙しいとどうしてもチェックが疎かになってしまう。落ち着いて。

 

7.12(日)

10日の日本国憲法の会でのことがずしりと重く心に響いている。関根さんがお話会のはじまりと途中と最後に、身体をゆるりと解いてください、とかゆっくり頭と身体を休ませてくださいと言っていたことがとてもよくわかる。かなこさんが来ていたのでその話をする。それぞれがそれぞれの場所で、とにかく語っていこう|長野県内の資料がまとまって入荷。以前入荷したことのある古民家の写真集「民家 信濃の美2」(信濃毎日新聞社)を見ていると、執筆者に三代澤本寿の名前が。一度読んだときには気がつかなかった。こうやっていくつかのフィルターが出来てきたことがとても嬉しい。しっかり目を通したい。

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