言事堂の日記帖(2023.4-)

2023-07-07 10:18:00

2023.7.7

七夕。 昨日。朝早くにoldeのみさとさんから電話あり。言事堂の向かいで火災が発生しているとのこと。慌ててお店に向かうと、斜め前の民家が全焼していた。まだ火の手が見えていて、焦げた匂いが言事堂の店舗内にも充満していた。規制線が外される気配がなかったので、急遽臨時休業にした。お店のことが心配で訪ねてくださった方々もいて申し訳なかった。延焼でもしていたらと思うと、ずっとちむわさわさー(本当にぴったりの言葉だ)して落ち着かなかった。火は本当に恐ろしい、すべてを奪うのだ。

 

鎌倉の出版社『港の人』の上野さんと井上さんがご来店。いつも直接注文をしていて、諏訪に来てからも本を送ってもらっていた。お会いするのは今回が初めて。なんでも、塩尻に梅を狩りに来たとのこと。温泉にもこれから向かうそう。諏訪に引っ越してきてから、出版社や編集者の方たちが訪ねてきてくださるのでとても嬉しい。

2023-07-04 18:00:00

2023.7.4

6/27から7/4まで沖縄で過ごしていました。沖縄本島北部のやんばるに住んでいるkittaさんが藍染の染料作りをするというので、見学とお手伝いに出かけました。琉球藍の畑で茎から刈り取り、水を張った藍甕に刈り取った藍を沈めて55時間ほど待ちます。三日後には水に葉の染料が溶け出していて緑と青が混ざった玉虫色にも似た藍色に変化していました。ここに石灰を混ぜ、人の手により40分間休まず攪拌。さらに深みを増した藍の色に感動。忘れられない体験となりました。作業のお手伝いに20名ほどの人が集まっていたので、みんなで交代でこの作業を行いました。合間においしいご飯も堪能できて、久しぶりに友人たちとも再会できて、とても思い出深い8日間となりました。はじめてのひとりお店番をしてくれたスタッフ及川も4日間がんばってくれました。さあ仕事に戻ります。

2023-06-23 10:50:00

2023.6.22

沖縄慰霊の日。正午に黙祷。 先月の大雨で室内に水が流れ込んで来てしまい、原因と思われる配管の周りをコンクリートで囲って塞いだ。これで大丈夫だと思いたい。材料は近くのリビセンの現場でちょうどコンクリで壁の土台を作る作業があったので、少し分けてもらった。無事に終わってよかった。これで水の流入は防げるはず…と思いたい。本屋に水は大敵なので。 少し前に学芸員のNさんから昭和41年の上諏訪市住宅案内図の中の末広町(言事堂のある町です)周辺のコピーをいただいた。書店を探してみると5店舗あった。駅前近くの博信堂(文具店)、トミーの通りの丸万堂書店、踏切手前の誠林堂書店、丸広デパート斜め向かいの末広書店、国道沿い・諏訪信金近くの笠原書店。この小さい地区だけで5店舗。(もしかしたら古書店も含まれるかもしれない) 7/3(月)は臨時休業いたします。
2023-06-11 17:43:00

2023.6.11

先月開催した靴磨き職人の山岸君との展覧会時に、『靴のはなし』というタイトルで友人たちにインタビューをした。せっかくなので期間限定でウェブ上に載せてみようといま準備中です。もう少しお待ちください。靴の思い出話は聞いていて自分のことも思い出したり・・・。いま履いている靴のイラストを描いたので、これも掲載の予定。

学芸員のNさんがお店にいらしていたので、最近入荷した郷土史についてあれこれ質問。そうしたらするするとその本についての話題が出てきて、これは〇〇さんのペンネームですね、他にもシリーズがあって冊子が出ていますよ、とか、この方は在野の研究者で方言の本も出しています、とか。知らない事ばかりでとても勉強になった。竹内新八についての自費出版の本もすぐに売れた。新八の名前は岩波其残の展示で覚えていたので入荷した時は嬉しかった。諏訪に住んでいた眼の名医で、全国から新八を頼って患者が訪れていたそう。新八の屋敷のあった場所も古い地図に残っている。今度街歩きしながら実際の場所を確認したい。

2023-06-04 11:06:00

2023.6.4

5月は週末に雨が多く、店売りの売上がおもわしくなかった。このままでは非常にまずい。出来うる限りの努力をしていきたい、ということで、新入荷本専用のtwitterアカウントを早速作る。古書も新刊書もこちらに掲載していきます。店頭の新刊書POPを増やすなど、やることはいくらでもある。

図柄がとてもかわいらしくて私たちスタッフの中でも人気だった『新しいフェアアイル・ニッティング』の本が店頭ですぐに売れた。推しの本が売れるととても嬉しい。

店頭に置いてある『芹沢銈介全集』の値札をまだ付けていなかったのであわてて札を作る。この全集は芹沢銈介最晩年に完成した、芹沢の作品をほぼ網羅していても良いと言ったもので、その翌年に全集の刊行を待っていたかのようにして芹沢は息を引き取っている。発行元の中央公論社はいまはもうなく、新しく経営を引き継いだ中央公論新社の書籍リストのなかにも『芹沢銈介全集』の名前は掲載されていない。ウェブ上で検索しても古書の値段が出てくるのみで、この全集について語るものを探すのは難しい。本について知るにはその本を入手するしかないのだろうか。『芹沢銈介全集』には月報が付録で付いていて、これもとても貴重な資料である。1巻は物語絵の1(3まである)。ちょうど静岡市立芹沢銈介美術館では芹沢の絵本と挿絵展が開催中である。

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