言事堂の日記帖(2023.4-)
2025.2.20(木)-2.24(月)
2.20(木)
今週は寒くなりそうだと思って、早くに出勤して薪の準備。夏の間に平湯の利用者のかたが運んでくださった廃材が大いに役立つ。よく乾いていてよく燃える、ありがとうございます!
各種支払いを済ませて値付け作業。店頭買取1件。
今日はフィリップ・ブードン「ル・コルビュジエのペサック集合住宅」、村松貞次郎監修「わが国大工の工作技術に関する研究」、植田実「建築家 五十嵐正 帯広で五百の建築をつくった」ほか、建築と木曽地方の本が入荷しました。
2.21(金)
開店前、明日のイベントで使う紙のカップや消耗品を買いに出かける。バックヤードに本が山積、少しずつ片付けているものの、寒くて寒くて作業が捗らない。
2.22(土)
今日は夜からブルーズ・シンガーのジロー・ヤマオカさんのライブ。本棚の移動のためにストック置き場の本たちを大移動。いつからそこにあったのか、段ボールに入ったまま動かない在庫の山を恨めしく思ったりまだまだこんなに良書があって値付けができると誇らしく思ったり。物を動かすことで見えてくることがたくさんある。
椅子を設置して、リハも終わって7時からライブ。音が部屋に溶け込んでとてもいいライブだった。アンコール前の最後の曲「Little Boy」は何度も聴いているのに思わず涙が出た。戦場へと供出された愛馬への鎮魂歌。必ず戻っておいてと願っているのに、同時に、もう戻ってこないとわかってしまっている。今の世の戦争が、早く終わればいいのにと願っています。
2.23(日)
連休中日。午前中百瀬さんが昨日のイベントのために貸してくださった椅子を取りに来ていた。自家焙煎の珈琲豆を差し入れでいただく。うれしい!ぐるぐるバザールのチラシの校正を頼まれたので仕事の合間に目を通す。デザイナーや企画のみんながアイデアを出し合ってとてもいい紙面になっていると思う。夕方新刊書の発注を済ませる。同人誌『窓』の同人の方たちも顔を見せに来てくださる。次号は言事堂のことが載ります。富山からのお客様と長話。言事堂がここに来た話を興味深く聞いてくださった。その方は沖縄戦のPTSD患者の研究をしている精神科医のドキュメンタリー映画の上映に関わったことがあるそうで、能登の震災体験者がこれから10年20年後にPTSDを発症する可能性があるという映画の内容の話をしていた。私はすぐにその精神科医が蟻塚先生だとわかったので、しばらく彼と沖縄戦の話をした。今日は忙しくて通販の登録が1冊もできなかった。明日進めたい。来客はとても多く、本がたくさん売れました。
2.24(月)
寒さのピークはおそらく明日まで、とのこと。なんとか乗り切れそう。雪が降らなさすぎてかえって心配。
昨日に引き続き今日もお客さんが夕方まで途切れなかった。たくさん本も売れました。通販で「大漢和辞典」が売れて嬉しかった。二箱に分けて発送。国際郵便も2件、これは明日の発送に。
「日本の古本屋」で海外発送に対応しているお店はどれくらいあるのか、結構需要があると思うけど、最近はtensoや代理郵送の業者も増えてきて、そこからの注文もかなり増えた。兵庫の業者もいるみたい。
お客さんの波が引いてから、Mさんが差し入れを持ってきてくださる。リビセンの季節のスコーン!諏訪の冬の過ごし方で話が盛り上がる。春が待ち遠しい。今日は少ないけど、太田邦夫「エスノ・アーキテクチュア」、文化財建造物保存技術協会編「日本の建築の形と収まり」、濱島正士「建築図が語る古建築の世界」など、建築の本を少しだけ値付けしました。
2025.2.13(木)-2.17(月)
2.13(木)
昨日発送作業ができなかったので今日は朝から通販の梱包。店頭買取1件、新刊署が届いたので棚出ししました。明日SNSのほうにも載せます。
スワニミズムの売り切れていた3号、5号が再入荷しました。通販でもお買い求めいただけます。
2.14(金)
午前中銀行業務や郵便局への用事を済ます。今日も通販の郵送が多くて何か対策を考えないと発送作業に時間がかかってしまって大変。要検討。
諏訪胎蔵会の三好さんにシンポジウムの記録冊子(「中世の諏訪を見つめる」)を納品いただく。言事堂の通信販売部にも掲載しました。
ハート型をしたトマトをいただく。今日はバレンタインデーだと気が付く。
2.15(土)
査定1件、差し入れをたくさんいただく。来週はかなり冷え込む予報。ジローさんのLiveの日用にも薪の準備を進めなければ。SNSに新入荷本の紹介を載せる。新入荷といっても12月からの入荷情報が滞っていたのであわてて載せた。
たくさん古書も新刊書も入荷しています。
2/16(日)
「日本の古本屋」への登録を優先しつつ、新刊書の発注。30冊ほどあちこちに発注をかける。クリスマスローズの差し入れをいただく。花びらにも枝葉の緑色が続いていてきれいな色。
今日は少し寝坊をしたので、お昼はわざマートのおにぎりを買いに行く。備品の確認と購入リスト作り。土日はお客さんが多かった。嬉しい。
2/17(月)
明日からまた冷え込む予報、外は陽気で風がなければ小春日和。店頭買取1件、白水Uブックスの「チボー家の人々」全13巻揃、セレブリャコワ「プロメテウス」全16冊揃が入荷しました。
自費出版の書籍を取り扱って欲しいと営業のメールが結構くるのですが、昨年からずっと思っていることがあって、最近は返信もしていません。ちゃんと理由があります。
作品を置いたら置きっぱなしが嫌で、こちらも売るときに情熱が持てなくて、やっぱり著者の方たち、出版社のかたたちにはお店まで足を運んでいただきたいです。対面で、本の話がしたい。そう思います。
2025.2.6(木)-2.10(月)
2.6(木)
開店前に郵便局へ。chappoの帽子展の搬出。帽子を種類ごとにまとめて袋に入れて、慎重に箱に詰めていく。帽子を飾るのに使ったスタンドは一番下、フェルトの帽子は一番上にふわっと。指示通り。
午後に国際郵便を出しにもう一度郵便局へ。今日は値付けがあまり進まなかった。展示スペースに山の本を戻して棚作り。しゅうと君が閉店間際に来たのでおすすめの美術館をおしえる。メールの返信をして閉店。
2.7(金)
今日はとても寒い。お店の中がなかなか暖まらなくて困った。公費の書類作り2件。わざマートの上にできるmitaya microhotelの粟野さんがプレスリリースを届けてくださる。GWにオープン予定だそうです。とても楽しみ!基本2人部屋のようですが、一人でも泊まれます。私も泊まってみたい。
リビセンから預かりの本を受け取り。レスキューされてきた本を買取させてもらっています。これから査定です。
2.8(土)
昨晩雪が積もっていたので今朝は雪かきをするつもりで起床。起きたら雪がどんどん溶けてきていて雪かきは必要なさそうだった。気温はさほど上がらず昼間でも0度、事務スペースがとても寒い。
買取査定1件、今日は島木赤彦の本が売れて嬉しかった(地元の歌人なので)。小海町にある出版社・八耀堂が発行する長野のローカル・オーガニック(って勝手につけています)・マガジン「sprout!」が入荷しました。通販ページにも載せますね。公費の書類作り1件。
そのほか、三澤勝衛著作集3巻揃、亀山章監修「冬芽でわかる落葉樹」、林巳奈夫「石に刻まれた世界 画像石が語る古代中国の生活と思想」、松岡正剛「日本流 なぜカナリヤは歌を忘れたか」など入荷しました。文庫本を明日値付けします。
2.9(日)
冷え込みが強い。室内の気温が3度くらいだったので急いで薪ストーブをつける。リビセンかなこさんが梅の木を届けてくれる。室内だったらじわじわ花が咲いてくるので開花が楽しみ。
Mさんが車の不凍液が凍っていたから今朝はマイナス10度くらいだったんじゃないかな、と話していた。
スワニミズムの注文。映画「鹿の国」の影響で、50冊ほどスワニミズムのバックナンバーが売れました。通販で売り切れとなっていますが、在庫ありますのでお問い合わせください。
店頭買取1件。今日は谷川俊太郎詩選集、鈴木正三「驢鞍橋」、吉野弘詩集などの文庫本と仏教書の和本「即心念佛安心決定談義本」などが入荷しました。
3/15(土)開催の「言葉の朗読会」参加者募集中です。詳しくはお知らせをご覧ください。
2.10(月)
お客様から問い合わせのメール。「信濃教育」のバックナンバーに岡潔が寄稿している号があるはずで、蔵書にあるかどうかといった内容。該当年の目次を見ても見つからず。図書館の蔵書検索にも出てこなかったので、館に出向いて調べてみることに。
店頭にて、パトリシア・ハイスミスの『11の物語』の問い合わせ。映画『Perfect Days』で平山さんが古書店で買って読んでいた文庫本だ。うちには在庫がなかった、残念。私も映画を観に行った帰りに書店に立ち寄って探した。版元品切れで古書では今4000円以上もする。読みたくてもすんなりとは手に取れなくなってしまった。
2025.1.30(木)-2.3(月)
1.31(金)
東京出張、朝に上諏訪に戻る。明るいうちに特急あずさに乗るのが初めてで、八ヶ岳が美しかった。
ボーダーインクから沖縄本に関する著書が出ている平山鉄太郎がご来店、会うのはなんと12年ぶり!時々連絡を取り合っていたけど、なかなか会えていなかった。近況や、本周りの話が尽きない。鉄太郎さんのおじいさまがモデルとなった人が宮崎駿監督の「風立ちぬ」に出ているという。覚えている、その人のこと。
まゆみさんと百瀬さんご来店、ジローさんのライブのことなど話をする。chappoの帽子展で展示をしている帽子の中に酒袋を使ったハットがあって、百瀬さんがそれを選んでくださった。行くべきところにたどり着いたという感じ、とても嬉しかった。(百瀬さんは本金の蔵人なのです)
2.1(土)
店頭買取1件、潤喫茶がオーでPOP UPとのことでお昼休憩中にポータリーへ。にゃおちゃんのおやつもテイクアウトしてレジ台のところで食べました。おいしいもので満たされました。
査定をあと2件終わらせるつもりでしたが値付けばかり進めて、今日は「日本の古本屋」に80冊ほど登録。ちくま文庫の「アール・デコの館」、早川義夫「ぼくは古本屋のおやじさん」、昭和30年代の芸術新潮など入荷しました。
2.2(日)
chappoの冬の帽子展も残すところあと2日。この機会にぜひあったか帽子を選びに来てください。夏用のキャップや登山用の帽子もあります。私ももちろん買います!
今冬初めて雪が積もりました。道路のところは溶けていますが、ふわふわの少し積もった雪を見ると、霧ヶ峰の水源も少し安心だな…とほっとします。
季刊銀花のバックナンバー、没後400年長谷川等伯展のカタログ、ショーン・タンの絵本「エリック」など入荷しました。
2.3(月)
立春。季節がひと巡りしました。春の野草のように今年も日々成長したいです。去年の後半は殺伐としていたので、とにかくとにかく、穏やかに過ごせますように…。
chappoの冬の帽子展は本日最終日、展示が終わるといつも寂しくなります。今月は22日猫の日にジロー・ヤマオカさんのLiveがありますが、Sold outになりました。ありがとうございます。
2025.1.23(木)-1.27(月)
1.23(木)
Hさんがご自身も参加されている同人誌「渋谷川」を持ってきてくださる。大学生の時から続いている、小説や評論を中心とした冊子だそう。笠智衆の短編が気になる。
店頭買取1件、郵送買取1件、大口の査定の支払い等々。年末から買い取りがものすごく増えていて、本棚も入り切らず大変になってきています。嬉しい悲鳴です。入ってきた分売れていくといいんだけど…。
1.24(金)
店頭買い取り1件、HC版のミシェル・ウエルベック「素粒子」、川田順造「口頭伝承論」(平凡社ライブラリー版のほうです)など入荷しました。「素粒子」は新刊書コーナーに文庫でも販売中です。
いちにち平和でした。
1.25(土)
一箱古本市が上諏訪駅前のすわっチャオにて開催、その流れでお客さんがたくさん流れてきてくれた。賑わった土曜日だった。
17時からはナビゲーターに中野霞さんをお招きして「たんかのかい」を開催、歌人のかたの歌をみんなで鑑賞したり、すでに歌としてある上の句の、下の句を想像して作ったりと想像以上に楽しい2時間だった。定型を守りつつ自由に歌を詠むことの不自由さからくる自由さにとてもしびれた。今年のうちにもう一回開催してほしいと中野さんにリクエスト。次は夏頃かな?
1.26(日)
昨日の「たんかのかい」の余韻の中でいつもの仕事。
沖縄で何度か朗読会を開催したことがあって、その時の参加者Kさんがご来店。なんと安曇野で古本屋さんになっていてびっくり。山小屋でも働いていて、夏に行けたらいいなと思っていたところだった。再会できて嬉しいです。
1.27(月)
買取査定3件、集中力を使うのでお昼ごはんが身体に沁みた。何度か本を預かっているお客さまが駒ヶ根からいらっしゃる。会うのは初めて。5箱ばかり預かる。
神奈川・沖縄からchahatの大竹さんとりえさん、カメラマンの関めぐみさんがご来店。大竹さん・りえさんはスキーをするらしく、明日も雪山に行くらしい。私も早く雪山デビューしたい(登山のほう)
安部公房の文庫本がまとまって入荷しました。生誕100年を迎えた三島由紀夫の文庫本も揃っています。諏訪が舞台の「愛の疾走」はありませんでした…
chappoの冬の帽子展は会期延長が決まりまして、2/3まで開催しています。会期中は来れなかった、というかたはぜひこの延長期間中にどうぞ!