言事堂の日記帖(2023.4-)

2025-07-31 16:44:00

2025.7.31(木)-8.4(月)

7.31(木)

工事がお休みなのか、騒音なし。30冊ほどグラシン紙かけ、かけながら通販の画像登録、通販の注文が少しペースダウン。トーベンさんが先週オオカミの本を探しているという話を聞いていて、その次の日の買取で珍しくオオカミの本が2冊入荷したのでこれも何かの縁なのかなと思った本を値付け。そのほかモーゼスおばあさんを世に出すまで、中上健次の野生の火炎樹(ブルータスのペーパーバック版ですごくかっこいい仕様!)、橋口譲二の17歳の軌跡など入荷しました。

 

8.1(金)

今日は鉄筋をどんどん崩していてお隣さんが騒々しい。振動もすごい。湯札を買いに来たかたが、小さい頃関外科に来たことがあると話をしてくださる。関外科というのは言事堂のある場所で60年前に開業していた個人病院のことだ。とうもろこしを蒸してたお鍋の蓋を開けたところ、高温の蒸気が腕にあたって大火傷をしたとのこと。それで通院していたとか。外観は洋風で、入り口に入るまでに木の植え込みがあって、その通路を通ってドアを開けていた、とのこと。昔は街路樹があったのだそうだ。線路に沿った川のところにもたくさんお店があって、とても賑やかだったとのこと。

 

8.2(土)

大忙しの1日。お隣の鉄筋の建物は1割だけ残してあとは無くなってしまった。はじまると早い。編集者でありライターでもある太田明日香さんが自著を持って営業に来てくださった。諏訪に興味があったらしい。私の小学校の時の大親友と同姓同名のかただったので、以前から気になる存在だった。会えてうれしい。太田さん主宰の『夜学舎』の書籍のお取り扱いをはじめました。見に来てください。今日はずっとお客さんがいて賑やかだった。dannyちゃんの一筆箋とポストカードが人気。

 

8.3(日)

なんと、講談社の『週刊世界の美術館』全80冊揃が通販で売れた。どうやっても動かないものだと諦めていたのでとてもうれしい。早速梱包して発送した。発送は少なめだったので登録に集中できた。書類の発送と紙ごみをまとめたり、在庫の整理と棚を整える作業。お客さんがいると逆にできない仕事を進める。源氏物語全10巻と吉川英治の三国志全8巻の文庫本が入荷。早速店頭に。展覧会カタログも入荷しています。

 

8.4(月)

午前中のとある出来事を一度書いて消した。嫌なこともちょっとムッとすることもあるけど、数時間経てばもう立ち直っている。そんなものだ。新刊書が20冊ほど入荷。値札作りと撮影、登録少しだけ。写真のアップロードが全く進まずつらい。経理の仕事と、店頭買取1件の査定。お昼は沖縄そばを食べたのでお腹いっぱい。山本夏彦の「私の岩波物語」が入荷。文庫本を読んでいるけど、ハードカバーの方が読みやすくてありがたい。売れる前に読み切りたい。文庫も新書版も山のように入荷しています。値付けが追いつかない。火水は定休日です。木曜日からもどうぞよろしくお願いいたします。