言事堂の日記帖(2023.4-)

2025-05-18 14:39:00

2025.5.15(木)-5.19(月)

5.18(日)
昨日のこと。査定1件、絵の梱包と発送、国際郵便の手配などなど。昨日はピーター・バラカンさんの出前DJとジロー・ヤマオカバンドのイベントが松本であったので、お店は及川さんに任せて午後から出店に。バラカンさんの本を販売、打ち上げも含めとても楽しくてうれしい1日。音楽ってすばらしい。今日は寝不足でぼんやりしているけれども仕事は待ってはくれない。値付けと調べ物、通販の梱包と新刊書の注文などなど。Fさんからの差し入れのお餅をいただく。

 

5.19(月)

ずっと書きたくても書けなかったことを書きます。去年の10月から12月にかけて、閉店間際に連日来ていた方からとても不愉快な言動をされて、それ以来、筒井康隆と瀬戸内寂聴と源氏物語を見るとそのことを思い出してとても辛い半年を過ごしていました。暖かくなって、やっとあの辛かった日々のことがほんの少しだけですけれども克服出来てきた気がします。まだ、その人がお店の前の道を車で通っているか、とか、入荷情報のブログを毎日見ているのか、とか、閉店後に突然やってくるかも、とか町のどこかでばったり会うかも、と思うと恐怖だしため息が出ますが、もうそんなこと考えていてもしょうがないです。防犯カメラを外とレジ台のところに増設することにしました。あと防犯グッズも増やして、もうこれらはお守りですけども、女性が一人でお店を守るということがどれほど大変なことかということを、男性のお客さんが一人でも気にかけてもらえる世の中になればいいなと思って日々暮らしています。本当に、日常というものは時に残酷です。その人がこの日記を読んで逆上するかもと思って書こうかどうか迷いましたが、書かないと私自身が進めないと思い、書くことにしました。この日記も、普段のお店の様子をお客さんに分かるようにと綴っていますが、その人が読んでいると思うと、書くのをやめようと思った日が何度もありました。その人には読んでいてほしくないですし、関係を断ち切りたいのですが、同じ生活圏に住んでいるのでどうしようもないです。スーパーでも見かけるし、郵便局でも遭遇しそうになったし、もう、しょうがないんです。『ユーモアで困難を乗り越えよう』と私はかつてここの日記に書きましたが、その人は私が書いたその言葉を逆手にとって、セクハラしてきたことを指摘した私のことを馬鹿にしたユーモアたっぷりのきもちわるいメールを送ってきました。非常に耐え難く屈辱的でした。最低だと思いました。そんな人が、私のお店に常連として来ていたということに腹が立ちました。でも、もう来ないと、その人は連絡して来ました。それで本当に良かったです。本当に。悔しさも未だ消えません。

23日に言事堂は18周年を迎えるので、よい日として迎えるための宣言として今日これを書いています。言事堂を自分勝手な都合のいいものとして扱おうとした人に負けたくないです。自分の方法で戦って、この場所を守りたいです。19年目もどうぞよろしくお願いいたします。今日は『アメリカ建築案内』『新編 山と渓谷』、新刊では『手塚治虫の森』『古本屋の誕生』などが売れました。火水は定休日です。また木曜日に。