言事堂の日記帖(2023.4-)
2025.5.1(木)-5.5(月)
5.1(木)
今日から岡無理弥さんの展覧会が始まっています。無理弥さんは文化人類学者の岡千曲さんの作家名です。無理弥はご先祖様のお名前だそうで、松本藩士だったそう。展覧会は12日まで開催中です。千曲さんの著作『北のオントロギー』も販売中です。Willa Catherの小説、立原道造全集、「大きな顔 小野二郎の人と仕事」など、今日もたくさん値付けをしました。
5.2(金)
雨漏りの音がしてきたので、2階の和室で壁を確認していると、クローゼットの天井や壁がすぐに外せそうだとわかって、バールでこじ開けて解体してみたら雨漏りしている部分が丸ごと見えてきた。2年間水の侵入経路が全くわからなかったので、とてもほっとした。応急処置だけして、あとは晴れた日に作業をすることに。今日は昼からずっと雨が降っています。伊那谷の自然と社会の関係性を見つめるマガジン『sees magazine』が入荷しました。
5.4(日)
連休らしくお客さんがたくさん来店くださる。たくさん本も売れた。やっと一息ついた夕方、ひとりの青年が文庫本を求めてくれた。聞けば沖縄から、映画「怪物」の聖地巡礼をしに来たとのこと。うちは沖縄でお店してたんだよという話をしたら感動していた。とても嬉しかった。無理弥さんの絵も1枚売れた。今日はいい日だ。
5.5(月)
今日もお客さんが多かった。通販の注文も本の問い合わせも多くあって大忙し、登録はなかなか進まず。壁新聞「言事堂の小窓から」をお客様に褒めてもらえて嬉しかった。今日も洋書を含め画集がたくさん入荷しました。フランシス・ベーコンがダブリン生まれだと初めて知った。薪ストーブの煙突近くにヤマガラが巣を作りに来た。去年は来なかったのでどうしたんだろうと思っていた。これも嬉しいお話。