靴のはなし

靴のはなし はじめに

靴のはなし はじめに

言事堂がオープンしてすぐの頃、靴磨き職人の山岸君から、靴磨きの仕事を見直したり振り返るための展示をしたいと相談がありました。話を聞いてみたらなんだか楽しそうな展示だったので、私も参加したい!と逆にお願いをして、言事堂として一緒に展示を作ることになりました。

今年の5月のゴールデンウィーク中に、山岸君と言事堂による「歩み展」を開催しました。山岸君は靴磨きに使う道具や、道具のメーカーが出している本を紹介したり、実際に靴磨きをしている工程を映像作品にして会場で流してくれました。伊那でオーダーメイドの靴作りをされている方から、制作工程の途中の靴も特別にお借りして、それも会場にて展示を行いました。私のほうでは靴が登場する小説やエッセイなどの展示販売と、靴の思い出話やいま履いている靴の話を友人たちにインタビューして、文字起こしをして会場に展示をしました。

靴の話を聞くことは、その人の人生を垣間見ることなんだなぁと、インタビューしていて胸にぐっとくる瞬間もありました。会期が終わったあとも、このインタビューをどうにか形にしたいと考えていて、期間限定になりますがウェブ上での公開を行うことにしました。靴のはなし、たくさんの方に読んでもらいたいです。みなさんの、靴のはなしを聞きたいです。

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