言事堂の日記帖(2023.4-)

2023-06-04 11:06:00

2023.6.4

5月は週末に雨が多く、店売りの売上がおもわしくなかった。このままでは非常にまずい。出来うる限りの努力をしていきたい、ということで、新入荷本専用のtwitterアカウントを早速作る。古書も新刊書もこちらに掲載していきます。店頭の新刊書POPを増やすなど、やることはいくらでもある。

図柄がとてもかわいらしくて私たちスタッフの中でも人気だった『新しいフェアアイル・ニッティング』の本が店頭ですぐに売れた。推しの本が売れるととても嬉しい。

店頭に置いてある『芹沢銈介全集』の値札をまだ付けていなかったのであわてて札を作る。この全集は芹沢銈介最晩年に完成した、芹沢の作品をほぼ網羅していても良いと言ったもので、その翌年に全集の刊行を待っていたかのようにして芹沢は息を引き取っている。発行元の中央公論社はいまはもうなく、新しく経営を引き継いだ中央公論新社の書籍リストのなかにも『芹沢銈介全集』の名前は掲載されていない。ウェブ上で検索しても古書の値段が出てくるのみで、この全集について語るものを探すのは難しい。本について知るにはその本を入手するしかないのだろうか。『芹沢銈介全集』には月報が付録で付いていて、これもとても貴重な資料である。1巻は物語絵の1(3まである)。ちょうど静岡市立芹沢銈介美術館では芹沢の絵本と挿絵展が開催中である。