言事堂の日記帖(2023.4-)
2026.8.20(木)-8.24(月)
8.20(木)
常連のお客さんだったYさんが亡くなられた。闘病は2年間、その間最後の晩餐だといってあちこち連れて行ってくれた。これで最後だよまたね、と言うので、いつもそんなこと言わないでくださいよ、また来てくださいといってお店の前まで見送っていた。そしてまた現れて珈琲を差し入れてくださったり、パソコンで作ったらしい言事堂の蔵書票をプリントアウトして届けてくれたりしていた。いつもと変わらず、またね、と言って帰っていったのが最後になった。いつもお店の薪の心配をしてくれて、おさがりの斧を持ってきてくれたり、薪の割り方もYさんから習ったのだった。喧嘩したり文句言い合ったり、ほんとに飾らず付き合いのできる人だった。応援していますよ、と書かれたメールがスマホに残っていて、とにかく恩返しがしたいと思ったここ数日。ほんとうにさみしい。またひょっこりYさんがお店にやってきそう。いつでも来てください|今日は通販が忙しかった。13時から取材が1件、しっかりインタビューと写真もたくさんとっていただいた。今日のTシャツは遠野張山のしし踊りのもの。河童ブックスで買いました|石川直樹さんのWSの申し込みも数件あり。土曜日も賑やかになりそう。まずは仕事をひとつひとつ大事にこなすこと。あれもこれもそれも。Yさんに笑われないように頑張ります。
8.21(金)
早起きしたのであれこれと用事を済ませてから出勤、明日のワークショップの準備に追われる。午前中に店頭買取1件、松本のカゴアミドリさんにて委託販売をしていただいていた本たちが返ってきたので在庫のチェック。Kさんが、ずっとサザエさんの漫画が売れずに店頭にあるからかわいそう、買ってあげると気を使っていただいて、来週配達に行くことに。ついでに帰りに車に乗せて末広まで運んでちょうだいと言われて、さすが!経営者は違うなぁと感動したのでした。サザエさんは売れましたが、代わりに筑摩書房の「現代漫画」全15巻揃が入荷したのでサザエさんの場所に置いておきます。お盆休み中、一番多く値段を尋ねられたセットですがいまだ購入者現れずです。
8.23(日)
昨日はこの夏一番の山場、石川直樹さんの写真ワークショップでした。なんと4時間という長丁場となりましたが、集中力があってみなさんの士気がめらめらと燃え上がるようなとてもよい会でした。写真を撮らずとも、写真展を観たり写真集を観たりする時の鑑賞の基準となるような感覚を得られた気がします。「写真は常にセレクトの連続である」という言葉が印象に残りました。TAKEの写真、MAKEの写真、写真集の中に新しいと思える感覚を探す、安井仲治と宮本常一の写真の動機などなど、たくさんメモをしました。さて、通常運転の本屋に戻ります|諏訪在住の写真家・石川文洋さんが今朝早くお亡くなりになられた。首里のご出身、沖縄の新聞にはいち早く追悼の記事が掲載されていた。近くの道でウォーキングされているところに行きあったり、お店にもきてくださったことがある。もっとお話を聞きたかった。
8.24(月)
開店前に、大学の卒論のため調査に来ていた学生の子からインタビューを受ける。うまく答えられたか心配だけど、手応えがあればいいな。化粧品を探しにわざマートにあわてて駆けつけて、結局違うものを買って戻る。便利なまちのコンビニ|値付けをもくもくと進める。22日の夕方にお店番をしてくれたぐーぐーが値札を作ってくれたので今日はスムーズに進むことができた。休日に進める仕事をメモしながら棚の整理。まだ大学は休みなのかな、学生らしい子達もたくさん来てくれた。台湾からのお客様も数名、英語で少し会話をする。もっと英語上手になりたいなぁ|画家の海津研さんがひょっこり現れる。日帰りで霧ヶ峰へ行ってきたそう。ヒュッテみさやまで三井さんともお話しできたとのこと。せっかくなので絵本「おこじょへのてがみ」にサインとイラストを入れてもらった|火水は定休日です。また木曜日に。