言事堂の日記帖(2023.4-)

2025-07-10 17:53:00

2025.7.10(木)-7.14(月)

7.10(木)

新刊書の値札作り、入荷本の棚出し(1週間分をまとめて)、通販作業、掃除をしたりグラシン紙をかけたり(これも1週間分)、即決商品を袋に包んだりの作業。いい本がどんどん入荷しているのでいつ来ていただいても新しい古書が店頭に並んでいます。常連さんもぜひ今週棚を覗いてみてください。新しい古書って、変な言葉ですね。この間書いた古本屋の仕事のインスタ記事の反響がすごかったと泊まりに来ている友人に話をしたら「noteに書きなよ」と助言してもらったので、そうしてみようかな…という気持ちになっています。書くことをもっと増やしていきたいと思いつつ、仕事に忙殺されてしまってなかなか進みません。壁新聞も新しい号を作らないと。ネタはたくさんあるのですが。

 

7.12(土)

昨日は夕方店内にてMPPMのライブでした。近所の高校生や松本の中学生が遊びに来てくれてとても嬉しかったです。演奏もイントロからとても良かった。午前中に来てくださったお客様が、社員旅行で上諏訪に来て別行動の時に書店を検索したら古本屋が出てきたので入ってみたとのこと、とても当たりの店だったと話してくださって嬉しかった。どんどん値付けを進めます。電話にてお取り置きの連絡、土門拳『古寺巡礼』の大型本5巻揃いが売れました。店頭に出しておいて良かった!良いことばかり起きて不安になる午後、という贅沢。午後もとても平和でした。岡村民夫「イーハトーブ温泉学」、三澤一実編「美術の授業のつくりかた」など入荷しました。売り切れていた「諏訪式。」も入荷しています。

 

7.13(日)

昨日、とても平和だったので、去年の12月のことをまた思い出して、本当に今は心穏やかに営業が出来ていてうれしい。なにものかに脅かされずに暮らし仕事ができる喜びを噛みしめています。北杜夫の「さびしい王様」「さびしい乞食」「さびしい姫君」がまとめて売れた。最初お客様が「こじき、こじき」と話をされていたので、私の頭の中は「古事記」に変換されて聞いていた。乞食だったかぁ。メモだけ書いてすっかり忘れてしまっていることがたくさんあって、メモも毎日見直さないとお店を全く回せない。忘れていることが多くなってきていて最近はよく冷や汗をかいている。暑いからいいかもしれないけど…。通販業務であちこちに電話。メールも確認していただいていない様子で電話も繋がらない、でも急ぎ発送しなければならない。困った困った。土日はいろいろと停滞してしまう。

 

7.14(月)

バックヤードを整理して少しすっきりした。短時間だけだと限界があるので休みの日に時間をかけてもっときれいにしたいところ。校正者の牟田都子さんがご来店、恥ずかしくて声をかけられなかったら、そのあと2回も来てくださって感激!もっと本の話をしたかった。牟田さんが『諏訪式。』の校正をしたと知らず、今日亜紀書房の粉川さんに追加で発注をかけたところだった。なんという偶然。3刷目、もう重版はないということでいま店頭にあるだけの販売となります。大事に売っていこう。今日はまゆみさんや山崎さん、どんどんと麻美さん、牛山さんと来客多し。諏訪の明治期の資料も売れてよかった。店頭買取1件、電話での買取依頼も1件。荒俣宏の本がまとまって入荷しました。火水はお休みです。また木曜日に。